何度でも見返したいミュージック・ビデオ

いわゆる私的な「殿堂入り」というやつです。
作編曲の参考にしたいものから、単純に「すごい!」「好き!」なものだったり。


ブライアン・タイラー(Brian Tyler)によるF1の公式テーマ曲「Formula 1 Theme」のライブパフォーマンス。
文句無しにかっこいい。指揮をしているのはタイラー本人です。
日本ではF1というと長らくT-SQUAREの「TRUTH」がテーマ曲としてお馴染みでしたが、2018年からは公式テーマ曲としてこのタイラーの楽曲が起用されています。

コーラスグループ「ANÚNA(アヌーナ)」によるアイルランド民謡「The Flower of Maherally」のパフォーマンス。
主催であるMichael McGlynn氏が行う中世アイルランド民謡の発掘・アレンジメントはどれも調和が美しく、大変素晴らしいものです。
近年ではゲーム「ゼノギアス」「ゼノブレイド」等の作曲で知られる光田康典さんとのコラボも。

フランスの伝統音楽を現代に蘇らせる、Luc Arbogast氏のパフォーマンス。演奏している曲は古い中世の写本にも残されている教会音楽「Stella Splendens」。
2013年にフランスのブラインド・オーディション番組「The Voice」に出演、そこで演奏された「Cancion Sefaradi」で一躍有名になったようです。
ドスの利いた低音とカウンターテナーの往復という、歌唱における離れ業が見事。

とにかくギターが上手いので見て欲しい、と思うフィンガースタイルのソロギタリストDon Ross氏のパフォーマンス。初めて見た+聴いた時の衝撃ったらない。ギター一本でここまで出来るのか、と驚いたものです。

2022年に50周年を迎えた「Walnut Valley Festival」という世界的なギターコンテスト史上で唯一「二回も優勝した」人なんだそうです。そりゃ上手いはずだ。

melodysheepによる「音楽のリミックスを通じて科学的知識と哲学を広める」ことを目指すプロジェクト「Symphony of Science」のミュージックビデオ。
宇宙系番組の司会としてよく出てくるモーガン・フリーマンやあの有名な物理学者たちが曲に合わせて「歌い出す」のが面白いのです。「Auto-Tune」等のピッチ補正ソフトを駆使しているのだと思われます。
「車椅子の物理学者」として名高いスティーブン・ホーキング博士の「声」との相性の良さと言いますか、その辺も聴きどころかと思います。

歌が上手くて声もいい、そんなシンガーソングライターであるDaniel Cartier氏による「Auld Lang Syne(蛍の光)」のカバー。
あまり活発に活動している人ではないのだけど、メーリングリストに登録しているので何かニュースがある度に見にいってしまうくらいにはお気に入りなアーティストの一人。

メンバーたちの演奏と歌唱技術が控えめに言ってもだいぶ鬼である「Dirty Loops」のデビュー曲とも言える一曲。ベースがエグい。
日本ではアルバムジャケットを「ジョジョ」の荒木飛呂彦氏が担当しリリース当時話題なったと記憶しています。なおドラムの人は日本のゲーセンにある「太鼓の達人」が好きなのだそうです。どうでもいい情報だが可愛いと思ってしまった。

大好きだったよ、Avicii。「Waiting For Love」はこのリリックビデオの他にも電動車椅子のおじいちゃんが大冒険するPVがあり、どちらも泣ける内容です。

Matthew Komaのちょっとクセのある歌声が素晴らしい。Zeddの曲と良く合っていると思います。個人的に、カラオケでこれを歌うとサビの入りである「WILL RUN」がとても気持ちいいです。

ボーカルのMatthew Komaによる弾き語りであるアコースティックver.もおすすめ。原曲の元気に叫ぶような歌声とは少し違い、ソフトではあるものの底から絞り出すような渋いボーカルを楽しめます。

The Crystal MethodがボーカルにまさかのレゲエラッパーMatisyahuを起用。当時のMatisyahuはかなりオーガニックなバンドサウンドと曲調だったので、電子音楽との組み合わせに驚いた記憶があります。

The Crystal Methodと言えばJ・J・エイブラムスのSFドラマ「ALMOST HUMAN/オールモスト・ヒューマン」に楽曲が起用されてファンである私は大層喜んだのですが、ドラマ自体がシーズン1ですぐ打ち切りになってしまったのが悲しい。

マティスヤフ続きですがデビュー直後の彼はいかにもユダヤ教徒ですみたいなスタイルでした。PVがとてもおしゃれです。
近年はユダヤ教から少し離れ(長かったモジャヒゲともサヨナラした)、普遍的でポジティヴな曲が増えた気がします。しかし原初かつ至高の一曲はやはりこれかなと。

The Piano Guysによるピアノ一台を五人で駆使したパフォーマンス。ピアノってこういう楽器だったのか、という錯覚を味わえます。カバー元であるOne Directionは全然知らないのですが曲が明るいし演奏しているおじさんたちも笑顔なので好きです。

個人的におすすめというか見どころは0:54辺りでピアノのヘリをさすっているおじさんです。恐らくシェイカー的な音をあそこで出しているのだと思われます。

Top Secret Drum Corpsによるエディンバラ・ミリタリー・タトゥー2012でのパフォーマンス。一糸乱れぬ演奏がもはや異次元。太鼓ひとつ取っても、色んな方法で音が出せるのだなと勉強になります。

マーチングなどに代表される、この手の「動きながら演奏する、それを合わせる」という一連の行為のハードルの高さは経験者なら理解できるでしょう(私は楽器担当ではなく指揮者でしたが)。横はまだしも、前後の列による音ズレを調整するのはとても難しいのです。

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